膵臓<small>(すい臓)</small>の治療② 〜膵炎の原因〜
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さて、「膵臓(すい臓)の治療① 〜序章〜」の続きです。
今回は主に急性膵炎について書かせていただきたいと思います。
とりあえず、膵臓ちゃんの絵を・・・・・^^

急性膵炎になる原因・・・・
ネット等で調べればすぐに出てきますが、アルコール摂取、タバコ、ストレス、高脂肪食、胆石、活性酸素などが出てきます。
じゃあお酒を飲まない人はならないのか、タバコを吸わない人はならないのかというとそんなことはありません。
たらふく酒を飲み続けている人でも、膵臓は全然大丈夫な人もいますし、当院の患者さんで、15歳からタバコを吸い始め、現在90歳で、いまだに缶ピースを吸いまくっていて、全く内臓疾患のない方もいます。
しかし、喫煙歴75年ってすごいですよね・・・・・
実はわたくし、膵炎経験者なんです。
しかも私の場合、かなりの重症度で、当時かかったお医者さんから「死んでもおかしくない」と言われたほど・・・・
本来、即刻入院しないといけない状態だったのですが、当時は修業の身で、お金もないし、入院したら仕事できないのでないお金が余計に入ってこなくなる、そして当時柔道整復師の専門学校の学生でしたので授業に出ないと単位ももらえないという状況で、お医者さんに頼み込んでなんとか自宅療養にしたという経緯があります。
もちろん、今はお酒も飲める、焼肉もガンガン食べられる、そして薬の服用は一切ないという状態なんですが。
膵臓の痛みってホント嫌ですよね・・・・
恐怖です。
私は、ある日の朝、当時鍼灸師として勤務していた整骨院に出勤して、朝の準備をして受付が開始された直後から「あれ、胃が痛い」と感じました。
我慢して仕事をしていたのですが、途中から脂汗が出て、痛くて立てない状態になり、当時の上司に相談し病院に駆け込んで膵炎が発覚したのです。
その時の環境はこんな感じでした。
朝は5時過ぎに起床して電車で勤務先の整骨院に出勤。
昼まで仕事をして、昼に専門学校に行き、当時は柔道をしておりましたので、柔道の練習後に夜整骨院に帰り仕事をする。
これだけだと、我々世代の柔道整復師の先生のほとんどが経験していることです。
私も、別にか弱いわけではないですのでそれだと体調を崩すことはありません。
当時、私は(今もですが)患者さんに治療をしたくて仕事をしていました。
しかし、言われることは数字だけ・・・・
また・・・・
患者さんには「調子どうですか?」とは聞くな、良くなってなかったら、治療してへんのがバレるし、良くなってるのに気付いたら「もう来んでええんちゃうん」ってなるやろ。
治療の勉強よりも吉本見て喋りの勉強せえ。とりあえず笑かしといたらまた来るやろ。
患者が帰るときにはとりあえず「また明日」って言え。
などと言われ続けました。
ミーティングは毎日夜11時すぎまで、ひどい時には12時頃までそのようなことを言われます。
帰宅するともちろん日付は変わっています。
一人暮らしでしたので、夜中に空いているお店は吉野家とかです。
帰宅して、洗濯物などをして、試験前は勉強・・・・
それだけではありません。
その院はいわゆるワンマン経営でして、オーナーは現場に出ていないのですが、オーナーに気に入られるといいことも色々あります。
オーナーが私を誘い、食事、飲みに連れていってくださったのですが、その時は現場の今の状態を訴えるチャンスです。
また、誘いを断ると次がないと言われていました。誘われるままに食事にいき飲みにいく。
帰宅は2時、3時。下手すりゃ寝ないでそのまま出勤することも・・・・
でも、せっかくのお誘い、しかもやはり私もなるべくなら勤務した院で上に行きたい、今の治療所と言い難い現状を変えるためにも、オーナーに対して直接アプローチしたいし、立場が上になれば自分の主張ももっと通るはず。
そんなことを考えながら(若かったんですね・・・)、頑張ってついていきました。
睡眠時間は平均2、3時間。
2日位連続で寝ない日もあり、毎日治療とは言い難いことを押し付けられるストレス・・・・
3ヶ月で私の膵臓は壊れました。
では、私はその3ヶ月間より以前はお酒を飲んでいなかったのでしょうか?
全然飲んでいました。
毎日ではありませんが、飲む時はとことん飲む。
土曜日はだいたい柔道の練習をした後、日本酒なら3、4升は飲んでいました。
ウィスキーでも、ボトル1本位なら平気で空けていました。
まあ、ビールを全く飲んでいなかったのですが(ビールは今でも苦手です)、その時はオーナーにすすめられるままビールばかり飲んでおりました。ビールも原因なのかもしれませんね。
タバコも吸っていました。
もちろん、それらも身体に悪いことは悪い。
しかし、経験則から言わせていただくと、睡眠不足とストレスが一番の原因ではないかと思います。
芸能人や経営者の方に多いのも、休みなく仕事し、想像を絶するプレッシャーの中で仕事をしているからではないでしょうか。
ストレスと睡眠不足、これを解消するだけでもかなり変化があると思います。
あ、もちろん膵炎になってしまったら、治るまでお酒や高脂肪食もダメですが。
実は、私はかなりやばい状態になったにも関わらず、現在は一切薬なしの生活をしております。
逆に、以前に発症してからずっと薬を服用されている方もいます。
私と、その方々ではいったい何が違うのでしょうか?
次回は、そのあたりの治療のことを書かせていただければと思います。
膵臓(すい臓)の治療③ 〜膵炎の治療〜へ >>

(柔道整復師・鍼灸師 松村正隆 監修)

3 Comments on “膵臓(すい臓)の治療② 〜膵炎の原因〜”

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