西宮のまつむら鍼灸整骨院 院長のブログ

兵庫県西宮市にある「まつむら鍼灸整骨院」院長のブログです。整体、鍼灸、ケガの治療、スポーツ選手のコンディショニング身体の事は当院にお任せください!

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泥湿布(泥シップ)のレシピと作り方について

   

こんにちは、西宮市のまつむら鍼灸整骨院の松村です。

今回の記事、同業の先生以外には全く興味が出ない内容になります。

申し訳ありません。

最近・・・と言っても結構前ですね、まだこのブログがアメブロにあった頃から、泥湿布についての問い合わせを、全国の柔道整復師の先生から問い合わせがありました。

で、その都度、仕入れ先、仕入れる材料等をお伝えしておりました。

最近もちょくちょく問い合わせをいただきます。

別に企業秘密でもなんでもないので、せっかくなので公開させていただこうと思います。

仕入れ先は

増田薬品

という会社です。

購入するには会員登録が必要です。

別に私の紹介とか言わなくても登録できます。

私が使用している材料は、

・ボルグレイ

・オオバク末

・カンフル精

・油紙

・和紙、もしくはガーゼ、もしくは巻軸包帯(当院は巻軸包帯を使ってます)

です。

カンフル精は入れすぎるとかぶれの原因になります。

オオバク末は消炎の漢方薬です。黄色い粉末です。

クロ末でも大丈夫です。

分量等、何を何グラムとかは、別に商品化するつもりもないので計測していませんし、これからも計測するつもりはありません。

色々試してみて、目分量で作れるようになってしまったので、そこは秘密でもなんでもなく、聞かれても回答できない部分ですのでご容赦ください。

実際はこんな風に作っております。

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この状態が、ボルグレイとオオバク末が混ざった状態です。

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そこに水を入れ、ひたすらコネます。

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結構しんどいですが、コネ続けると、急にスムーズになるポイントがあります。

私はこれを「コネコネの向こう側」と呼んでおります。

この向こう側になるまでひたすらコネます。もちろん、ダマ等があるのはダメです。

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コネ終わると、次はヌリヌリ作業です。

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無心になれますよ(^-^)

意外にストレス解消になります。

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これで、上から包帯をかぶせると完成ですね。

 

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こんな感じでできあがってきました。

あとは、端を折り、紙バンでとめて、ラップをする、もしくは真空パックをするだけです。

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こんな感じになりました。

後は冷蔵庫に保管です。

真空パックにする理由ですが、大量に作った場合、ラップだとカビる場合があるからです。

一ヶ月位は大丈夫だったと思いますが、一度気合いを入れて大量に作って最後の10枚ほどカビてしまい、せっかくの力作を廃棄しなければならないという悲しい出来事がありました。

ですので、数枚はラップ、残りは真空パックとしています。

最近は、ボルグレイとオオバク末だけで作成しております。

これだと皮膚の弱い患者さんでも大丈夫です。

冷却作用はハンパないです。

正直、どんな既製品の湿布よりも腫脹のひきは早くなります。

また、固定材変わりにもなりますので、一石二鳥です。

ただ、問題がないわけではないです。

まず、泥の成分がどうしてもにじんでくるので、包帯が汚れます。

患者さんの服が汚れないように注意していただく必要があります。

が、そんなににじみまくることもないので、包帯をちゃんと適量使って巻けば汚れるのは包帯だけだと思います。

もちろん患部は汚れます。

服についた場合もそうなんですが、水ですぐに落ちるのでそのあたりは患者さんにしっかり説明してくださいね。

そして、もうひとつ。

最近の柔道整復師は、巻軸包帯をちゃんと巻けないという人が多いようですが、巻軸包帯を使用した固定がしっかりできる方でないと、この湿布は使わない方がいいです。

さて、最後にですが、

・コネるのはめんどくさい

・かぶれる人には使わない

という先生は、シップの基剤だけの商品があります。

それだと油紙に塗っていくだけですので、そちらの方が便利だと思います。

商品名は「ハルシンE」と言います。

 

先述致しましたが、分量等はご自分でお試しくださいませ。

私自身、感覚だけで作成し、効果的なモノにするのに色々と試行錯誤しました。

そういうのを経験するのも、財産になると思います。

 

今回のブログは一般の方には本当に何もわからない内容となってしまい申し訳ございません。

全国の外傷と戦う柔道整復師の先生が、少しでも良いツールを手に入れていただければ幸いです。

 

ちなみに、泥湿布って、昔の先生はみな使っておられたとか。

なんでも最新がいいわけではなくて、古き良き時代のものを残していくことも重要ですよね。

特に我々の業界は、他業種から色んなことが入ってきて、古いものがなんだかすべてダメみたいな感じのマーケティングをされていますが、こういうツールだけではなく、子弟制度でも職人を育むためには昔の方が絶対によかったわけですから。

「就業」ではなく、「修業」なわけですね。

 

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