治療あれこれ 〜坐骨神経痛編〜
TAGS: 坐骨神経痛西宮市足の痺れ

最近、食べ物系の投稿が多かったので久しぶりにまじめに治療の記事を投稿します。
↓まずbefore
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この患者さんも、最近多い坐骨神経痛でお悩みの方でした。
なんと3年前から症状が出始め、最初は整形外科に受診。
もちろんレントゲンに異常もなく、MRIでも異常はありませんでしたがお尻から足の痺れと痛みがどんどんきつくなっていったとのことでした。
整形外科に1ヶ月ほど通院してもまったく良くならず、痛み止めの薬は強くなるばかり。
で、次に家の近くの整骨院に通院しだします。
なぜかその整骨院は坐骨神経痛なのに保険が効いたらしく(本来は外傷以外接骨院・整骨院では保険適応ではありません。たぶんどこかの捻挫や打撲に置き換えての不正請求をしていたのでしょう)、週2〜3回2年ほど通院していたとか。
低周波を当てて20分ほどのマッサージをしてもらっていたとのこと。
結果は、まあこのブログに投稿されているということは、当院を受診したということなのでまったく症状が良くならず・・・・
むしろひどくなるばかりで、とうとう短時間でも立っていることができなく、整骨院に行く以外はほとんど家に寝ているような状態になってしまいました。
当院受診初日は、顔色も悪く足もひきずっておられました。
お住まいは芦屋なのですが、この方の友人で、当院の患者さんで同じように坐骨神経痛の方がうちで良くなったということで、その患者さんがこの方へわざわざ電話をかけ、「とりあえず早く行きなさい」と言われたとのことでの受診でした。
症状がきつい場合はまずハイチャージ。

これは本当に効果的です。
そして鍼灸治療です。
最後に整体でバランスを整えます。
↓after

このあと股関節の調整をし、終了。
1年以上放置していた場合、症状が頑固なことが多いので、まずは3回、なるべく間をあけずに通院していただきました。
そこで何をするかというと、痛み止めの服用を減らす、もしくは止めるということを始めます。
正直、神経痛系の痛みに鎮痛剤は効かないことが多いのですが、「飲んでいるとちょっとはマシかな?」という依存をなくすために必須になります。
この方の場合は、3回目の治療の際に痛みが半減しましたので、完全に断薬できました。
先週金曜日、6回目の治療の際には、足の痺れはなく、お尻と腰のだるさだけになったとのこと。
また、買い物も歩いていけるし、台所で炊事もできると喜んでおられました。
現在、当院に坐骨神経痛で通院されている患者さんは30名ほどになります。
ほとんどの方が快方に向かっております。
良くなる患者さん全員の共通点があります。
それは、【治したい】と強く願っているということです。
患者さんのその高いモチベーションと、そしてもちろん私も【治したい】と強く思っていますので、そのモチベーションが合致した時、治療効果というのは理論上の結果よりも上を行くと実感しております。
強く【治したい】と願ってください。
そうすれば、その願いに身体も良い反応を起こします。
決して【もう無理だ、治らない】とあきらめないでくださいね。

(柔道整復師・鍼灸師 松村正隆 監修)

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