初めまして、西宮まつむら鍼灸整骨院院長 松村です

院長 松村正隆
あなたはこのような疑問を持ったことはありませんか?

  • (針・はり)って痛くない?
  • (針・はり)って本当に効果があるの?
  • (針・はり)を受けて逆に悪くなったりしないかな?
  • お灸って熱いの?
  • お灸はやけどしないの?

と思われている方もいるかもしれません。

実は、鍼灸(針灸・はりきゅう)はとても良い治療法なのです。
このページでは、鍼灸(針灸・はりきゅう)を経験したことがない人や、他の鍼灸院(針灸院)で鍼灸(針灸・はりきゅう)を受けて、効果を感じることができなかったり、いやな思いをした人にお読みいただき、安心して鍼灸(針灸・はりきゅう)を受けていただけるようになれば幸いです。

(針・はり)は痛い?

鍼は痛い?

私が問診をさせていただいた際に、初診の患者さまによく言われるのが、「鍼(針・はり)って痛くないんですか?」「前に行った鍼灸院(針灸院)で鍼(針・はり)をしてもらったら痛かったんです」というものです。

初めての場合は、鍼(針・はり)と聞くと、注射針を想像されることが多いようです。

注射針との違い

注射針

注射針は、単に身体に針を刺すだけでなく、そこから液体の薬を入れるという役割があります。そのため、注射針は写真のように管を斜めにカットしたような形になっています。

この形は、細かいことを言うと、皮膚に刺すというよりも皮膚を切るという感じになります。これが注射が痛い理由です。

鍼治療の針

一方、鍼灸(針灸・はりきゅう)用の鍼(針)は、松葉型や柳葉型と言って、写真のような形をしています。この形は、刺しても痛みが出ない形として長年研究されたものなのです。ですので、鍼灸(針灸・はりきゅう)の場合は痛みがないのです。

次に、「前に行った鍼灸院(針灸院)で鍼(針・はり)をしてもらったら痛かった」ということについてです。この原因は2つ考えられます。

毎回チクッとした痛みを感じる場合

こんなことを言ってしまうと本当に申し訳ないのですが、それは鍼灸師の技術レベルが低すぎます。私が20年近く患者さまに鍼を打っていて、「毎回痛い!」と言われるのは特殊な人だけです。そういう人は、鍼を打つふりをするだけで「痛い!」と言うので、信用はできません。

何回言っても、何回打たれても痛いというのであれば、それは鍼灸師が下手すぎることが原因です。残念ながら我々の業界には、技術研鑽の努力をせずにいる人たちが一定数います。針灸が悪いのではなく、その鍼灸師が悪い、そう思っていただければ幸いです。

ズーンとした「ひびき」の場合

「ひびき」は効果に関係しない

鍼を打つ場所や深さによってズーン、ツーンというような響きを感じる場合があります。鍼灸ではそれを「ひびき」と表現します。そのひびきが気持ち良いという人もいれば、「痛い」と感じる人もいます。

また、鍼灸師の中には、ひびかせることが好きな先生がいます。ひびきを痛いと感じる人がそういう先生に当たってしまうと「毎回痛い」となってしまうのです。

これも本来はひびきがあろうがなかろうが効果に違いはないので、なんでもかんでもひびかせる鍼灸師は勉強不足だと言えます。

(針・はり)はひびいてもひびかなくても効果は変わりませんので、私はひびかないように鍼を打つことが多いですし、ひびきを与えすぎると刺激が強くなりすぎて逆に悪くなることもあります。なるべくソフトな刺激で短時間で効果が出せるようにしております。

お灸は熱い?

正直に言うのなら、熱いです。特に私は、肌が弱くすぐに火傷になります。
過去、「俺のお灸は熱くない!火傷もしない!」と豪語している先生にお灸をしていただいたことがありますが、見事に水ぶくれになりました。それも1人ではなく5人ほどにやっていただいたのですが・・・

技術レベルもありますが、鍼と違ってどれだけ上手な先生でも、「お灸がダメな人はダメ」というのが経験からくる結論です。ちなみに私の場合は千年灸でも火傷するため、お灸は一切受けることができないという状況です。

また最近では機械によって温熱効果を出すことができますので、当院ではお灸は使用せずに安全な遠赤外線装置を使うようにしております。

当院でおこなう鍼灸(針灸・はりきゅう)

私が患者さまに提供させていただく鍼灸(針灸・はりきゅう)は、西洋医学と東洋医学を使い分けたり、合わせたりすることで、患者さまの症状や生活習慣、体質に応じて最適な方法を選択して提供させていただいております。
主な方法と考え方を紹介させていただきます。

西洋医学的鍼灸

西洋医学的鍼灸治療

(針・はり)を刺すということは顕微鏡レベルでいうと傷を作るということです。傷を作ると、身体はその傷を修復しようと細胞等からさまざまな物質を出し、その傷を受けた周辺の修復力を高め傷が治っていきます。

例えば筋肉の硬くなった部位やこった部位などにはりを刺すと、その部分は傷ができるので身体は修復しようとします。その際、身体は「硬くなった筋肉」「こった筋肉」に戻すのではなく、元々の正常な筋肉の状態に戻すのです。

このように鍼には、身体本来の治癒能力を高め、身体を正常な状態にしていく効果があります。

状が出ているところにただ鍼(針・はり)を打つ、という単純なものでなく、悪くなっている筋肉や痛みの原因である筋肉をしっかり探し当て、そこに鍼(針・はり)を打つことによってさらに症状は改善しやすくなります。

まつむら鍼灸整骨院の鍼治療

当院では、肩こりや腰痛、ヘルニア、坐骨神経痛等の原因であるゆがみを整える前に、症状が出ていることによってかたくなっている筋肉をやわらなくしたり、悪くなっている血流をよくしてから整体をするという、鍼灸と整体のセット療法をすることで、最短で症状を改善させることができる、そういう治療を行っています。

東洋医学的鍼灸

東洋医学では、身体全体を「気(エネルギー)」「血」「津液(しんえき)(=水分)の3種類が、全身にバランス良く巡っている状態が健康とされています。

暴飲暴食やストレス、運動不足等により、この「気(エネルギー)」「血」「津液」のバランスが崩れることで病気になるという考え方が東洋医学の基礎になります。次に、「気(エネルギー)」「血」「津液」それぞれの解説をさせていただきます。

東洋医学的鍼灸治療

気(エネルギー)

気とは、書いてあるように人間が活動するためのエネルギーのことです。気(エネルギー)には、両親から引き継いだ先天的な気(エネルギー)と、食事によって摂ることができる後天的な気があります。

東洋医学では、先天的な気(エネルギー)は、生命活動の源となるための気(エネルギー)や身体の表面を保護して外敵(菌やウイルス等)から守るための気、発汗や体温の調節し内臓を温め体温を維持するための気であると言われています。

後天的な気(エネルギー)は血や津液(水)の流れを保ち、身体の生理機能(栄養を吸収分解、呼吸等)のための気であると言われています。後天的な気(エネルギー)は血や津液(水)の流れを保ち、身体の生理機能(栄養を吸収分解、呼吸等)のための気であると言われています。

その名の通り、血とその中にある栄養素のことを言います。

津液(しんえき=水)

血以外の水分(リンパ液や汗、涙、鼻水等)のことを言います。

東洋医学で考える「病気になる原因」

暴飲暴食やストレス、運動不足などの内からくる原因や、暑さや寒さ、湿度(湿気ている、乾燥している)などの環境による原因などで「気(エネルギー)」「血」「津液(しんえき)」のバランスが崩れ、流れが滞ってしまって足りなくなったり、停滞して一部にたまってしまったりすることで病気になるというのが東洋医学の考え方です。

ですので、単に病気を改善するというだけでなく、症状はあるのに病院で検査しても異常なしと言われ、医師にまともに相手になれない、いわゆる「未病」という状態でも東洋医学ではその原因を突き止め、改善することができるのです。

未病を改善できるということは、大きな病気の予防や健康維持にもなります。
  
また東洋医学では、心と身体の関連性もすでに理論化されています。ストレス社会と言われるこの現代こそ、昔から伝わる東洋医学の力がとても役立つのです。

東洋医学における病気になるメカニズムとは?

東洋医学では、独自の考え方に基づいて病気になる仕組みを解明しています。
ですので、西洋医学では病名がつかないような症状であっても、東洋医学では立派な(というと語弊がありますが)病気としてとらえ、原因をつきとめ、改善することができるのです。

東洋医学はとても奥が深い学問ですので、ここでは基本中の基本の考え方だけ紹介させていただきます。

気虚(ききょ)
(エネルギー)が不足している状態です。疲労感や息切れ。下痢や胃もたれ、頻尿などの症状が出やすくなります。
気滞(きたい)
(エネルギー)が一部分に滞っている状態です。不眠や不安、うつ、イライラや片頭痛が起こったり、下痢と便秘が交互に出るという症状が一般的です。女性であれば生理不順、生理前の乳房や腹部の張り感も気滞の症状となります。また吹き出物が出やすくなることもあります。
血虚(けっきょ)
血が不足している状態です。顔色が悪かったり、めまいや立ちくらみが怒ります。抜け毛や白髪。疲れ目、肌荒れなども血虚の症状と言われています。
瘀血(おけつ)
血が一部分に滞っている状態です。顔色や唇の色が悪くなったり、慢性的な肩こりや頭痛が主な症状です。女性の場合は強い生理痛も出ると言われています。
陰虚(いんきょ)
東洋医学では、陰と陽のバランスも重要視します。陰(いん)が弱くなった状態を陰虚と言います。肌のかさつきやのぼせやほてり、ドライアイが主な症状です。また口や喉の渇き。耳鳴り、便秘なども出ると言われています。

※東洋医学では、夜は「陰」と設定されています。睡眠不足は陰虚になりやすく、日付が変わるまでに就寝することが良いとされています

これらの他に、乾燥や湿度、冷暖などによって起こるものがあります。

東洋医学的な鍼灸とは

東洋医学的鍼灸治療

上記で紹介させていただいたように、東洋医学的視点から、どのようなタイプの病気なのかを判断します。
その病気に応じた経穴(ツボ)に鍼(針・はり)をすることで、足りなくなったものを補ったり、滞っているものを循環させたりしていくのです。

その結果、気(エネルギー)、血、津液(水)の循環のバランスが整い、病気が改善していくわけです。

また、東洋医学は「未病」の段階から治療ができます。単に悪くなったものを改善するというだけでなく、「悪くならないように維持する」というメンテナンスにもとても長けているのです。

鍼灸が身体に良いと科学的にも証明されています

また、医学会で身体に一定以上のはりを刺すことで、白血球数が増加し、約4日間白血球が増加した状態が続き、5日目から少しずつ減少していったとの臨床実験の報告がされました。すでにかなり前の新聞でも取り上げられていましたが、東洋医学は未だ謎だらけではあるのですが、すでに効果が数値として証明されているのです。

京都大学や大阪大学でも鍼灸の研究は盛んに行われています。また、欧米でも鍼灸は国費で研究されるなど、世界中で注目されているのです。

鍼灸は、身体のことでお悩みでしたら、ぜひ一度受けていただきたい、本当におすすめできる治療だと思います。

当院でおこなっている主な東洋医学的鍼灸

当院でおこなう主な東洋医学的鍼灸治療

まつむら鍼灸整骨院で東洋医学的鍼灸を受けられる患者さまの中で多い症状は、主に急性膵炎、軽度のうつ病、月経困難症、月経前症候群(PMS)、更年期障害、月経不順、不妊、耳鳴り、突発性難聴、アトピー性皮膚炎(大人限定)などの精神、内科、婦人科系疾患か妊活の方が多く来院されております。

東洋医学では、体質を改善していくため時間はかかります。

そのため「1回受けてすべて症状がなくなる」ということはありませんが、1回の施術で何かしら身体の変化は出ますのでご安心くださいませ。

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※初診の方にたいせつなお知らせ

初診の方はお早めにご予約を
2005年の開業以来、ありがたいことにほぼ毎日予約が埋まる状況が続いております。また、私自身患者さまお一人お一人を丁寧に診させていただきたいと考えていますので、1日にたくさんの予約を入れることはいたしておりません。

このような状況から、当日予約を取ることは難しくなっております。ご都合の良い時間に予約を入れていただくには、3日ほど前までのご予約が確実です。

なお、常に予約が埋まっている都合上、予約時間は厳守でお願いします。連絡なく予約時間に遅れられた場合、治療をお断りさせていただいております。他の患者さまのためにも、ご理解のほどよろしくお願い致します。

松村正隆 署名

(柔道整復師・鍼灸師 松村正隆 監修)

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