HOME 治療に対する私の考え方 鍼灸でストレスを緩和

ストレスの原因は様々です

ストレスは以下の種類に大きく分類されます

物理的ストレス
寒い・暑い・騒音・放射線等
化学的ストレス
酸素・薬物など
生物学的ストレス
炎症・感染など
心理的ストレス
不安・怒りなど

現代社会では、どの種類のストレスも多くなる傾向になります。

例えば過度な心理的ストレスに長期間さらされることにより体調を崩してしまい、化学的ストレス、物理的ストレスも加わってしまう、というストレスループになってしまう方も多くおられます。
また、ストレスが多くなると自律神経(交感神経・副交感神経)のバランスを崩しやすくもあります。

鍼灸(東洋医学)というのは、人間の内外のバランスをも考えて構築された医学です。

鍼灸治療によって、筋肉、身体の気・血・津液(水分)の循環のバランスを整えることで、ストレスにより生じた症状を緩和させストレスループを断ちます。
そうすることで身体に出ている異常を回復させ、ストレスそのものを減らしていくことが可能になります。

東洋医学から生まれた
「頭に血が昇る」「気を鎮めろ」という言葉

日本には昔から怒った時などに「頭に血が昇る」「気を鎮めろ」などとという表現方法があります。
これは元々東洋医学からくる言葉です。

気・血・津液とストレス

先ほど少しお話しましたが、東洋医学ではヒトは全身まんべんなく「気」「血」「津液(水)」というものがめぐっているという考え方があります。それらが全身にバランスよくめぐっている状態が東洋医学では正常な状態と判断します。

しかし、ストレスが過剰にかかると、体内の「気」が「上逆」と言って、身体の上の方に上がっていってしまします。その結果、上の方は気が停滞し、下の方が気が足りない状態になります。
ストレスを感じることで、顔が赤くなったり熱くなったように感じたりのもそのせいです。

ストレス過多の状態が長く続くと、冷えのぼせや易怒性(いどせい=怒りっぽくなる)、肩こりや頭痛、めまいなどといった症状が出てきます。

肝が炎上する

また、ストレス過多の状態が続くことを東洋医学では「肝が炎上する」と言います。(詳しく書いてしましますとかなりの量と内容がマニアックになってしまうため割愛させていただきます)

肝が炎上することで、肝の周り、特に肝より上にある臓腑を傷つけると言われております。
ですので、ストレス性胃腸炎や動悸、高血圧症状といったものから、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞やくも膜下出血といったリスクも上がります。

東洋医学が得意な「心身症」の鍼灸

最近では西洋医学でも、ストレスによって病気になることを「心身症(しんしんしょう)」と言っていますが、東洋医学では昔から精神活動と身体とのつながりについてわかっていました。「頭寒足熱」などはその代表的なものです。

当院では、そのようなストレス状態によって起こった身体の内部の東洋医学的なバランスの崩れを鍼灸治療によって整えます。

「いくら身体を整えても、ストレスの原因がなくならなかったら同じでしょ」そう思うかもしれません。しかし、実は違います。

ストレスに負けない身体をつくる

たしかにストレスの原因は仕事だったり人間関係だったりと鍼灸治療では改善できないことが多いです。しかし、ストレスによって崩れたバランスを整えることで、あなた自身の「ストレス耐性」が高くなります。

例えば、今までは10のストレスで体調を崩していた状態が、12まで大丈夫になるということです。ストレス耐性というのは個人差があり、同じ環境にいるのにとてもストレスを感じる人と涼しい顔をしている人がいます。

ストレスによって体調を崩される方は環境の変化などに対する感受性が敏感な方が多いですので、バランスを整えていくことでストレス耐性を高めていけば、徐々に身体の症状も改善できるでしょう。

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