【突発性難聴(難聴)と耳鳴り】難聴・耳鳴りが起こる原因と耳の仕組みと効果的な治療法


西宮市まつむら鍼灸整骨院院長の松村です。
五感に関わる症状というのはとても悩みが深いです。
また、首から上の症状というのは〝脳神経〟と深く関わりもあるため、症状があることそのものが強いストレスとなってしまいます。
そんな深い悩みの症状の中でも、今回は当院に受診される患者さんの中でも比較的多い症状である、突発性難聴とそれに伴う耳鳴について書かせていただきたいと思います。
動画でも解説させていただいております。
すでに再生回数が10万回弱となった好評の動画ですので、ぜひそちらもご覧ください。

突発性難聴と耳鳴の本当の原因

突発性難聴や耳鳴で僕の院に受診された患者さんの多くは「そもそも、なんでこうなるんですか?」という質問を受けることが非常に多いです。
突発性難聴になってしまって、耳が聞こえなくなった場合や耳が詰まってる感じがするという場合、多くの方が整体や鍼灸、接骨院、整骨院に行こうとは思わず、はやり耳鼻科、病院を受診されます。
病院に行くと聴力検査を含めたいくつかの検査をして「突発性難聴ですね」と診断されます。
「ストレスや疲れで起こることがあります」とは言われるものの、なぜストレスや疲れで耳が聞こえなくなるのか、突発性難聴になるのかの解説はされることはごくごく稀のようです。
そして、詳しい説明がないままに炎症を抑えるためのステロイド、そしてビタミン剤、さらに血液をサラサラにするお薬を処方され「これ飲んで様子見ましょう」となることがほとんどではないでしょうか?
今はインターネットの普及によって、薬の名前で検索すればGoogleさんがなんでも答えてくれます。
突発性難聴で当院を受診されたある患者さんは
 

「ステロイドって炎症を抑える薬じゃないですか。それと血行を良くするお薬をなぜ一緒に飲ますんですかね?お互いの薬の作用打ち消しあってないですか?」

 
とおっしゃっていました。
そりゃそうです。
もし足なら腫れてるのに血行よくするとかなんでやねん、となります。
なかなか鋭い、的確な意見だなと思いました。
突発性難聴になると、「もうずっと耳が聞こえないままかな」と不安になるので、なぜそうなったかを知って自分でもできる対策をしたいと思って当然です。
そこで突発性難聴が起こる原因を書かせていただきたいと思います。
 

耳が音を感知する仕組み

人が音を感知している場所は、内耳という耳の中の鼓膜よりも内側の〝蝸牛管〟という器官です。
この蝸牛管ですが、字のとおりカタツムリみたいな形をしていて管状になっています。
音というのは振動です。
大きなスピーカーで大音量で音を鳴らしている動画などを見ると、スピーカーが揺れているかと思いますが、音は実は振動なんですね。
例えば1Hz(ヘルツ)というのは1秒間に1回の波の振動なんです。
音が耳の中に入ると、鼓膜が振動します。(スピーカーと同じですね)
その振動は、人体最小の骨であるツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨などを通して蝸牛管に伝わります。
余談ですが漫画とアニメのNARUTOの登場人物の名前はこの骨から取ってます。笑
蝸牛管は名前の通り管で、中にはリンパ液が満たされています。
また、この管にはうぶ毛のようなものが生えています。
音が鼓膜で振動となり、それが蝸牛管に伝わると蝸牛管の中のリンパ液も振動します。
液体が振動するとうぶ毛がなびきます。
そのうぶ毛は神経細胞なので、なびくことで電気信号が脳に送られます。
脳でそれを音として認識するという複雑な仕組みです。
リンパ液には特性があり、周波数によって管のどのあたりまで振動が届くかが決まっています。
それによって音の違いを認識しているのです。
超高性能ですよね。
文章では伝えにくいのでぜひ動画をご覧いただければ絵のともに説明させていただいております。
 
 

なぜ耳が聞こえなくなるのか?

さて突発性難聴の場合、なぜ耳が聞こえなくなるのでしょうか?
実は蝸牛管の中にあるリンパ液の状態が原因です。
炎症もそうですが、何かしらの理由で代謝が悪くなる、特に首から上の循環が悪くなることで、蝸牛管の中のリンパ液の代謝も悪くなります。
古い液体は粘度が上がります。
粘度が上がると振動しにくくなります。
水と蜂蜜なら、水のほうが振動が伝わりやすいですよね。
原因は色々あれど、リンパ液が振動しなくなることで音が感知できなくなるのです。
だから血をサラサラにするお薬が処方されるのです。
 

なぜ耳鳴が起こるのか?

音が聞こえなくなると、人間の体は感度をアップさせ、なんとか些細な音でも感じるようにしようとします。
その結果、すごく過敏になることで、音以外で蝸牛管の中のリンパ液が動いたものを音として認識してしまうのです。(人体の中では完全に停止してるものは存在しないので)
 
 

突発性難聴の治療方法

耳の中、内耳の代謝を上げればいい、炎症あるなら抑えればいいという発想でステロイドと血液サラサラ系のお薬が出され、あとは仕事休んで家で寝てろというのが一般的な病院での方法です。
が、それで改善されずに悩まれる方がむちゃくちゃ多いことは確かです。
それで悩まれて鍼灸であったり整体であったりと言ったところに相談をされることが多いです。
そこで今回は当院に相談され、治療を受けらた患者さんの多くが改善している方法をお伝えしたいと思います。
 

ハイチャージ

詳細はこちら↓

ハイチャージ療法


をご覧いただくとして、ドイツ製の特殊な機械で全身と患部の循環の代謝をアップさせます。
 

鍼治療

その後、鍼を患部周辺に打たせていただき、患部の循環をよくします。
鍼灸治療についてはこちら↓

鍼灸(針灸・はりきゅう)について


 

整体(手技療法)

当院の整体は少し特殊です。
限られた先生しかできない、しかしかなり効果的な手技です。
これにより、身体の大きなゆがみから小さな誤差まで修正し、真の意味でまっすぐな状態を作ることで、全身の循環がよくなります。
その結果、ダメージを負っているところは修復されやすくなります。
整体について詳細はこちら↓

整体について


 
 

突発性難聴、諦めないでください!

先述させていただいたように、突発性難聴になるとその悩みの深さからほとんどの方が先に病院を受診されます。
お薬との相性や症状が軽い場合などで、処方されたお薬で改善される場合は全然それで構わないのですが、そうでない場合、多くの人が「もう治らない」と諦めて放置しがちです。
当院には「10年前に突発性難聴になって・・・」という方も受診されますが、やはり突発性難聴になってからの期間が長い場合は症状が完全に取れなかったり、とんでもなく長い時間や回数がかかったりします。
諦めてしまう前に、鍼灸や整体という手段もご検討いただければと思います。
 
 

まとめ

さて今回は突発性難聴、耳鳴について書かせていただきました。
詳しくは動画でも解説させていただいております。
耳が聞こえない、というのは非常に悩ましいです。
諦めないでぜひ一度ご相談くださいませ。

(柔道整復師・鍼灸師 松村正隆 監修)

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