「うちの旦那はせっかくの休日なのに寝てばっかり!」と怒っている女性に理解して欲しいこと

こんにちは、兵庫県西宮市のまつむら鍼灸整骨院院長の松村です。
最近は、「イクメン」だ「カジメン」だと、男性が女性を理解し、サポートし、気遣わないといけない風潮にあるような気がします。
反感覚悟で書かせていただきます。
全然男女平等ちゃうやん!
そりゃね、ひと昔前まで「男子厨房に入らず」とか「三歩下がって歩け」とかという男尊女卑的思想があったと思いますよ。
我々が中学生の頃は、男子は工作(教科名忘れました)、女子は家庭科でしたし、何かと男女で区別があった世代ですが。
もちろん、出産、育児するならやりたい仕事を休まなければならない、月経不順やPMSなど女性特有のやりにくさも存在するのはわかります。
婦人科系疾患は僕の得意な症状のひとつなので、お悩みの女性がたくさん来られますので。
でも、そういうものを全部含めても、今は本当に「女尊男卑」な世の中やな、と思います。
あ、別に「イクメン」や「カジメン」を否定はしませんよ。
うちは子供いないのでイクメンではないですけど、僕は料理しますから。
ただ、別に「嫁さんを手伝っている」という意識はないです。
料理自体好きですし、うちの院は21時までやってるので、そこから嫁さんが一人で料理するのを待っていると晩ご飯はどうしても22時すぎになります。
ということは、料理の工程を僕と嫁さんで分担すれば、少しでも早く晩ご飯が出来上がります。
どちらが効率的か、ということで料理を手伝っているだけなんです。
だから、嫁さんが夜パーソナルトレーニングに行く時は、僕が晩ご飯を全部作ります。
そうすることで、嫁さんが帰っていた時にすでに晩ご飯ができているから、時間的にもいつもとほぼ変わらない時間に晩ご飯を食べることができます。
逆に、掃除や洗濯はほとんど手伝いません。
どうも「嫁ルール」が存在するらしく、干し方や掃除の仕方があるそうで、その通りしないとイライラするそうで、「やってくれるな」とお達しが出ています(笑)
まあそんな、別に男尊女卑思想でもなく、料理も、包丁研ぎも、言われれば洗濯物を干すのも手伝う僕が、長年女子柔道の指導をしてきて、実際に結婚して嫁さんもいて、たくさん女性の患者さんを診させていただいてきて心底思うのは、

女性ってほんまにタフやな〜

ってことです。
うちの院は結構正社員で働きながら子育てしてるとか、シングルマザーで頑張っているとか、手に職(看護師を筆頭に作業療法士、理学療法士、薬剤師、美容師など)をつけてバリバリに頑張っている方などが受診されているのですが、みんな本当に凄い!
だからこそ、身体のお手入れもしっかりしているのですが。

で、そんな患者さんたちがよく

「ホンマうちの旦那はせっかくの休みやのに家のことも手伝わんと寝てばっかりやねん。ほんま邪魔やな〜」

などと愚痴っています。
確かに仕事も頑張ってその上家事も…となると、手伝って欲しいよな〜って頭では理解できます。
そして男性も、少しくらい料理はできたほうがいい、とさえ思います。

ところで、僕も土曜日とか日曜日に、院の消耗品の買い出しに嫁さんとホームセンターに行くことがあります。
必ず、数組の夫婦喧嘩を目撃します。
いや…
夫婦喧嘩ではないですね。
一方的に、女性がブチギレてます。

結構壮絶(笑)
この前なんて奥さんが

「あんたはホンマに嫌そうな顔して!周り見てみい!みんな楽しそうな顔してるやないの!」

と喚きながら旦那さんを罵っていました。
いや〜、怖い(汗)
もう般若のごとき…と言ったら、般若に「私あそこまで怖い顔してへんわ!」と怒られそうなくらいの形相で激ギレしていました。
一昨日に買い出しに行った時も、鬼も震え上がるほどの形相で旦那さんに喚いている女性、この世の怒り全てを集約したような形相で旦那さんを置いてどこかに行ってしまった女性を目撃しました。
どれもそこそこ中年夫婦なんですよね。
私は男性なので、どうしても男性目線になります。
表情は…
疲れてはります。
多分、金曜日まで家族のために、もしかしたらまだ住宅ローンがあったり、お子さんが大学生とか専門学校生で学費もかかるんじゃないかな?的な年代で、必死で仕事してんだと思うんです。
で、週末くらいゆっくり…
と思ったら、「買い物に連れてけ」と言われ、断ったら怖いから疲れた身体を引きずって、車運転して、カートひいて、荷物持たされてってしてんだと思うんです。
不憫でしゃ〜ないです、本当に。

で、

「うちの旦那はせっかくの休日なのに寝てばっかり!」

と愚痴られる女性の患者さんに、少しでも男性のこともわかっていただこうということで、お話するネタがあります。

皆さん、HPってご存知ですか?
Hewlett-Packardではありません(笑)
ゲームしてるとよく見る
  ↑
こんなヤツ。
ヒットポイントというヤツです。
↓こうなると

瀕死です(笑)
僕はいつもコレに例えてお話をさせていただくんです。

男性はひとつのHPで、「仕事、家族サービス、遊び」をやりくりしています。
なので、週末の男性のHPは


瀕死です(笑)
それと比較して、女性は
仕事のHP↓

遊びのHP↓

家事のHP↓

と、それぞれ別のHPを持っていると思います。
まあ、これは例えなのでひとつのHPを上手くペース配分して使っているのかもしれないのですが。
男性はバカなので、このペース配分ができないで、すぐにHPがカラッカラになるのかもしれませんね。

そして女性はHPだけでなくMP(マジックポイント)まで持っています。
まさにこんな感じ↓

女性からすると

「んなわけないよ!」

と思われるかもしれません。
しかし男性目線から見ると、ホントにもうこんな感じなんです。
ちゃんと家族のために仕事をしている男性なら、週末はみんなHPは空っぽです。
単純な体力、筋力なら男性のほうが上です。
しかし、精神力、持久力は間違いなく女性のほうが上。
いや、「力」と表現するからややこしいのかも?
「タフネスさ」は圧倒的に女性のほうが上です。

確かに、女性であるがゆえの障害もあると思います。
その点については、男性は理解できない範疇のことですから、男性ができる限りのフォローをしていくことも重要だと思います。
しかし、それと同じように、女性も男性を理解しておいたほうが何事もスムーズにいくような気がします。

女性のみなさん、
「私は仕事もして家事もしてるのに、なんであんたは仕事してるだけやのにそんなしんどそうな顔してんのよ!」
と、あなた自身と比較して怒らないであげてください。
小学5年生くらいの子が僕に柔道で勝負を挑むくらい相手が悪すぎます。
あなたのHPはまだ余っていてMPもまだありますが、旦那さんのHPはもう空っぽです。

ぜひ、か弱い男性を少しだけでいいので労ってあげてください。

男性は、とりあえず寝れば回復します。
土日あるなら、買い物はどちらかの一日だけ、そしてもう一日は休ませてあげてください。
そして買い物でしんどそうな顔をしていても、それは買い物に付き合うのが嫌なわけではなく、単にしんどいだけです。
「私もうちょっと見たいから、お茶でも飲んで座ってたら?そのかわり帰りに荷物持ってね」
ってな感じでHPをムダに減らさないようにしてあげてください。
それと多くの男性は女性に人前で罵られると、いつも以上にHPが減ります。
どうしても罵りたいなら、公衆の面前はやめましょう。
子供の前も教育上よくないので、二人きりの時にしてください。
男性とはそういう生き物だと理解してください。
何卒、よろしくお願いします。

(柔道整復師・鍼灸師 松村正隆 監修)

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