治療あれこれ 〜肩こり・偏頭痛編〜

いきなり写真から入りました。
この患者さん、数年前から強度の肩こり、そして偏頭痛に悩んでおられました。
実は当院受診の前日まで、自宅近くの整骨院に通院されていたとか。
なんでも、2年ちょっと通院していて、その整骨院での治療中の会話でそういう話になったらしいんですね。
「◯◯さん、うちに通ってもう2年になりますね〜」
「あ〜、そうですよね〜。もうそんなにお世話になってるんですね。いつもありがとうございます」
「いえいえ、これからもがんばってほぐすんで末永く通院してくださいね」
この最後の「末永く」がかなりひっかかったと・・・・
(このままでは治らないんじゃ・・・・)
そう思ってネットで検索して、当院を選んでくださったとのことでした。
股関節矯正はまだですが、骨盤のみを矯正した状態がこちら↓
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受診時に頭痛はなかったため、治療効果を実感することはありませんでしたが、
患者さん本人が
「こんなに身体が歪んでいるなんて知らなかったし、生活での癖もこんなにあったなんて思わなかった。絶対に治したいからがんばりたいです!!」
とのことでかなり気合いが入っておられました。
4回目治療終了し、5回目に来院された時に、
「あ、よく考えたら肩のこりはまだあるけど、最近全然頭痛がない」
と気付かれました。
正直、顔色が全然違いましたので、かなり良くなっているだろうと思っていましたが、結果が出て本当に良かったです。
しかし、この患者さんにはある意味感謝です。
「末永く・・・・」
2年間週に2、3回は通院していたらしいので、まあいわば気の知れた常連さんだったわけです。
若い先生もたくさんいて、院長も若くとても元気で活気がある整骨院だったそうなんですね。
しゃべりも面白いし、毎回通院するのが楽しみだったらしいんです。
多分「末永く」ってのも、感謝のあらわれだったのかもしれません。
でも、それでふと目が覚めてしまったらしいんです。
「あ、私ここずっと通ってんのに全然よくなってない」って。
「私はなんのために整骨院に行ってたんやろ?」って。
まあ、治療的なことに関しては、そんなことになることはないと自信を持って言えますが、それでも同じ職業として本当に気を引き締めないといけない事案だなと思いました。
本当に日々勉強ですね。