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こんにちは、西宮市まつむら鍼灸整骨院院長の松村です。
新型コロナの騒動も落ち着いてはきましたが、まだまだ自宅でテレワークという方も多いようです。
実際、当院の患者さまも、「週半分はテレワーク」「週4日はテレワーク」という方が多いです。
会社としても社員に感染者を出したくないということなのか、まだまだ元通りというわけにはいかないようですね。
ただ、実際にデスクワークをされていた方からすると「あれ?テレワークでも全然いけるやん」って思ってしまっている人も多いとか。。。。
これから、働き方も変わってくるのかもしれませんね。
さて本題です。
テレワークで自宅で仕事をすることが増えて、腰痛やギックリ腰(急性腰痛)になってしまったという方が多数受診されています。
そこで今回は、なぜテレワークで腰痛になってしまうのか、そしてテレワークで腰痛にならないようにはどうすればいいのか、テレワークで腰痛になってしまった場合にはどうすればいいのかをしっかりと書いていきたいと思います。
 

テレワークで腰痛になる3つの原因

①テレワークで仕事する環境

「会社のイス、偉大でした」
これは、テレワークになってから腰痛になってしまった患者さまが仰った一言。
会社には当たり前に存在するものが、自宅にはない。
そういうことって多々あるかと思います。
特に元々テレワーク的な仕事を導入してなかった会社の場合、自宅で長時間仕事をするということがないので、専用の環境がないままデスクワークをしなければならない、なんてことも多いようです。
パソコンをちゃぶ台においてあぐらをかいて長時間仕事・・・・という方もおられましたし、なかにはお子様が散らかしたものを片付けてからでないと仕事できない、と嘆いておられる方もおられました。
なんにしろ、仕事、特にデスクワークをするのに最適ではない環境が腰痛を生み出してしまうのです。
 

②デスクワークする時間

「自宅だと、邪魔が入らないから集中できてしまう」という患者さまもおられました。
会社にいると、本来するべき仕事以外にも雑務が生まれることもあったり、電話対応だ、急な来客だと、必ずしも集中できる環境とは言えないことも多いものですが、自宅でのテレワークだと邪魔が入らない分、つい根を詰めて仕事をしてしまうようです。
その結果、数時間座りっぱなしとなってしまうことで、腰痛になってしまうのです。
 

③運動不足

通勤時は、駅まで歩いて、会社の最寄り駅から会社までまた歩いて・・・・と通勤時に歩きます。
また、ランチタイムには会社から出て飲食店まで歩く、仕事の合間の休憩にコーヒーを入れにいく、喫煙者の方なら喫煙所までタバコを吸いにいく、などなど、会社にいっていると案外仕事の合間に動いています。
これが自宅でのテレワークとなると、理由②のように仕事に集中してしまい、自宅だから家でそのまま遅いランチタイム、下手するとご飯を食べながら仕事する・・・なんてこともあるようです。
こうやって、自宅で1日ほとんど動くことなくすごしてしまう・・・・という構図ができあがってきてしまうのです。
 

テレワークでの腰痛対策

さて、テレワークにおける腰痛の原因がわかりましたので、その原因を無くす、もしくは減らすことで腰痛の対策となります。

①デスクワーク環境の改善

凄く良いチェアーを購入することは難しくても、デスクワーク向けのチェアーを予算内で購入したり、仕事をする場所だけしっかり片付けたりすることで腰痛になりにくくなります。
実は元々東京オリンピックにむけて、政府はテレワークを推奨していきました。
テレワークでできることは今後もテレワーク化していく可能性も大きいかと思いますので、少しだけ自宅で仕事ができる環境作りをすることが腰痛対策になるのです。
 

②アラーム機能などを活用して時間に区切りをつける

集中すると時間を忘れてしまいがちです。
Applewatchをはじめ、スマートウォッチ系なら自動的に時間を教えてくれることもありますが、自宅だと時計をつけない・・・ということもあります。
ですのでスマートウォッチを着用している方は、仕事をするときはたとえ自宅でも着用して、1時間経過すると知らせてもらえるようにしておくといいかと思います。
PCやスマートフォンでのアラーム設定でもOKだと思いますので、半ば強制的に休憩を取ったり姿勢を変えるという環境作りをすることで腰痛対策になります。
 

③週1〜2回でいいので軽い運動をする時間を作る

スポーツジムも再開されていますが、まだ時間制限や人数制限があったりして好きなように使うという便利さまで戻ってきたわけではありません。
それに、健康維持のための運動であれば、マシンを使ってガンガン・・・なんてことをしなくても大丈夫です。
ちょっと30分くらい家の近くをウォーキング、帰ってきてからストレッチって感じで十分なのです。
それも別に毎日しなくとも問題ありません。
1週間の中で身体を動かす時間を多少は作りましょう、という感じで取り組むだけでも腰痛対策になります。
 

腰痛対策(テレワーク)まとめ

結局のところ、テレワークでの腰痛は悪い姿勢で長時間じっとしていることにあります。
会社だと何気なく当たり前に存在するもの、当たり前にやっていることなどが自宅でテレワークとなると違う・・・ということが多いため、腰痛も出やすくなります。
今後、テレワークで済ませることができるものはテレワークで、となってくる時代になるかもしれません。
今からしっかり腰痛対策をしておくことで、テレワーク期間が長引いたり、急にテレワーク化したりしても腰痛にならずに済む可能性が高いです。
すでに、座った状態から立ち上がるときに腰が痛くて思わず「痛っ!」と声が出てしまう、1時間以上座っていると腰が痛くて仕事に集中できないなどの症状がある場合は先に治療をしたほうがいいのですが、まだ腰痛になっていない、もしくは腰痛はあるけれどそこまでひどくないという場合は、今回紹介させていただいたテレワークでの腰痛対策が有効ですのでぜひとも実践してみてくださいませ。

(柔道整復師・鍼灸師 松村正隆 監修)

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