早く治る人、治らない人。

こんにちは、西宮のまつむら鍼灸整骨院の松村です。

この仕事について20年、色々な患者さんを診させていただきました。

この前計算すると、のべ11万人以上になっておりました。

しかし、私と親しくしていただいている先生の中には、臨床経験30年、のべ48万人の経験の先生もおられるので、私なんぞはまだまだヒヨッコですね。

そんな中で、同じように腰が痛いとか、膝が痛いという症状で受診されて、その方に応じた治療をさせていただいても、早く治る人と、治りが遅い人とがおられます。

なぜそんなに違うのか?

最初は疑問でした。

しかし、たくさんの患者さんと対話させていただいているうちにわかったことがあるのです。

 

腰痛や偏頭痛、膝痛などの痛みは、確かに痛い!!

痛い画像

もう痛い時なんてこんな感じになってしまいます。

でも、その後が違うわけですね。

 

もし、治療前の痛みが10あったとします。

治療が終わって、その痛みが7になったと仮定します。その場合、

 

〜早く治る人の場合〜

「うわ〜、先生、3楽になりました」

 

〜なかなか治らない人の場合〜

「先生、7痛いです」

 

こうなります。

わかりますでしょうか?

 

楽になった「3」にフォーカスするのか、まだ残っている「7」にフォーカスするのか。

この思考の違いで、治るスピードは全然変わってくるのです。

これは慢性的な症状であればあるほど顕著に出ます。

過去、一番印象に残っている患者さんがいます。

腰痛で、まったく前屈ができないで来られた方でした。

治療前は、本当にまったく前屈ができない、前屈しようとするとそれだけで痛みが走って膝から崩れそうになる、そんな状態でした。

治療後、前屈をしていただきました。

私自身、驚くほど前屈できたんですね。

もうね、手の指先が床につきそうなくらい!

「俺って達人?」なんて思っちゃうくらいの結果で、自分でもちょっとビックリしちゃったんですね。

そしたらその方、前屈したまま上半身を左右に振りだしました。

そして一言、

 

「あ、これ!!今こうした時にまだ痛い!!」

 

正直、一瞬ですが殺意が湧きました。もう数年前のことなんですけどね。

 

「え?でも前屈むっちゃできてますやん。最初全然できなかったでしょ?」

 

と聞くと

 

「そうやったかな?」

 

おいおい・・・・バカ?

 

そんな会話をしながら、アホみたいに動きだします。

前屈できないタイプのギックリ腰になった方ならおわかりだと思うのですが、歩くのも辛い。

すたすた歩きます。

もも上げみたいなことまでしだしました。

 

「あ、これやった時もここが痛い!!」

 

とか言います。

10の痛みが7どころか、1ぐらいにはなったわけです。

もう、必死で痛みを出して、それを訴えてきておりました。

きっちり治るまで(痛くなくなるまで)通われたのですが、来る度に、こちらが何も聞く前からガンガン動き出して

 

「今日はこうしたらまだ痛い!」

 

とおっしゃっていました。

最後の方は、”おいおいそんな動きしたら普通の人でも痛いよ”という動きまでされていました。

こちらが、

 

「これは痛くないですよね?」

 

と聞いても、

 

「それは痛くないけど、これが痛い!」

 

と、痛みがあることを望んでいるような状態でした。

半年くらい通院されました。

 

その逆で、前屈の姿勢から身体が伸ばせなくなった方が来られました。

この方は最初の治療後、少し痛みは残ったものの、まっすぐ立てるように。

 

「うわ〜、まっすぐできるようになりました〜」

 

とすごく喜んでいただけました。

3回の治療で終わりました。

この差はいったいなんなのでしょうか?

 

これは、思考方法の差なんですね。

慢性的な痛みは、脳の扁桃体という場所を過剰に興奮させます。

長く続けば続くほど、扁桃体は暴走を始めます。

扁桃体というのは、「恐怖」「怒り」「不安」「悲しみ」を感じている時に興奮する場所。

 

「腰が痛いからこれができない」

「首が痛いからあれができない」

 

などと考えることで、痛みは増幅され、扁桃体もより暴走を始めます。

また、痛みを予想する(今は痛くないのに、痛いであろうと考える)とか、ネットやテレビで、「あなたの腰痛は〇〇が原因!」と言った不安を煽るような情報でも同様のことが起こります。

逆に、何かに期待すると、側座核という部分が興奮しますが、この側座核は扁桃体のブレーキですので、痛みも軽減していきます。

治療をすれば、人によって様々ですが、10の痛みが8になり、7になり、5になり、最後に0になるわけです。

歩けないと思っていたけど、ちょっと痛みを我慢すれば歩けるようになる。

その際、

 

「歩いたらまだ痛いから歩かない」

 

と思っていると、治りが遅くなる、もしくは、いつまでも痛みが続くということになります。

 

「前は痛くて歩けなかったけど、今日はこれだけ歩けた!」

 

と思う方がいいということです。

そして、痛みはとても不快ですが、痛みにフォーカスしないようにするということも大切です。

慢性腰痛や肩こりで死ぬ人はいません。

痛みにフォーカスしてしまうと、痛み止めを過剰に摂取したり、ネットで調べたりしてしまいがちですが、薬の過剰摂取で死ぬことはありますし、ネットの情報はほとんどが間違ったものであったり、古い情報なので、知らなくても全く問題ないわけです。

 

「歩いたら腰が痛い」

 

という出来事を、どうとらえるのかがミソです。

 

「痛いけど歩ける」

 

と思うのか

 

「痛いから歩けない」

 

と思うのか。

もちろん、前者であるべきです。

 

ですので当院では、痛みがあっても、よっぽど、医学的に「ヤバイ」と判断しない限りは「なるべく日常生活を普通にすごしてください」とお伝えしております。

 

もちろん、なるべく早く痛みを取るために治療させていただきますが、早く治せるかどうかは、当院だけでなく、患者さんの心の持ちようにも左右されるということです。

 

現在、慢性腰痛などの慢性痛でお悩みの方、もしこのブログを読まれたやっていただきたいことがあります。

✓ネットで自分の症状を検索しない

不安を煽る言葉が並び立てられておりますが、ほとんどがでたらめです。

また、ヘルニア等も、欧米ではそれ自体が腰痛の原因ではないとすでにわかっております。

ヘルニアがどうこう、手術どうこうという時代遅れな理論をいまだに振りかざしているのは、日本の医療界だけです。

安心してください、必ず良くなります。

 

✓テレビの医療系番組は見ない

不安を煽るだけです。

先述したように、レントゲンやMRIで異常があるから腰痛になるわけではないことが、世界的にはしっかりデータとして出ております。日本だけがまだ画像で患者さんの不安を煽っているだけです。

安心してください、全く問題ないです。

 

✓楽しいことをする、考える

首や腰が少々痛くても、出歩いてショッピング等を楽しんでください。

ワクワクすることを考えてください。

安心してください、腰痛や肩こりで死んだ人は地球上には存在しません。

 

 

ちなみに私の場合は、

 

読書をする

柔道をする

ダウンタウンの「笑ってはいけない」シリーズのDVDを見る

 

この三つが健康法です。

 

なんでもいいので楽しいことをやってみてくださいね(^-^)

(柔道整復師・鍼灸師 松村 正隆監修)

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