顔面神経麻痺ななぜ起こるの?顔面神経麻痺の原因と治療を徹底解説

西宮市松村鍼灸整骨院院長の松村です。

今回は顔面神経麻痺について書かせていただきたいと思います。

YouTubeにも動画をアップしていますのでそちらもぜひご覧ください。

とても悩みが深い…「顔面神経麻痺」

当院の患者さんの中にも顔面神経麻痺で受診される患者さんはたくさんおられます。

右左どちらかの半分が動かない、お茶飲んだら麻痺している側の水が漏れてしまうという症状は日常生活に支障をきたしますし、見た目も麻痺してる側が下がったり、麻痺側の目が閉められなくなって真っ赤に充血してしまったりと、外出もできなくなってしまいます。

このように顔面神経麻痺は日常生活に困ることが多く、患者さんもいろいろな病院を回られて「やっぱりよくならない」ということで、鍼灸や整体に望みをかけて受診されます。

患者さんの中にはお医者さんに手術を勧められて、でも顔の部分や頭の手術は怖いので、「なんとか手術なしで治せないだろうか?」と相談しに来られるパターンが多いです。

そこで今回は顔面神経麻痺について解説をさせていただけたらと思います。

まず顔面神経麻痺は大きく二つに分類されます。

中枢性と末梢性、2つの顔面神経麻痺

中枢性の顔面神経麻痺

中枢性というのは、脳、脊髄に原因がある場合です。
たとえば脳腫瘍だとかそういう場合は中枢性という形になりますので、専門医への受診が必須になります。
脳神経外科を受診していただき、ドクターと相談されて治療を決めていくということになります。

 

末梢性の顔面神経麻痺

末梢性というのは、中枢性とは逆に脳脊髄以外に原因がある場合です。

この末梢性の顔面神経麻痺が鍼灸や整体の対象となります。

 

中枢性と末梢性の見分け方

右か左かどちらかの顔が動かないとなったときに、おでこにシワを寄せてみてください。
グッと寄せたときに、末梢性の場合は麻痺している側のシワが寄らない、シワにならない、というふうに言われています。

逆にシワが寄る場合は、中枢性と言われています。

 

 

末梢性顔面神経麻痺について

末梢性の顔面神経麻痺ですが、主に3つに分類することができます。

先天性の顔面神経麻痺

原因は何であれ、生まれつき顔面神経麻痺があるという場合があるようです。

 

外傷性の顔面神経麻痺

顔面神経は、頭の骨の中の側頭骨という骨の中を通っているのですが、例えば交通事故でその部分をぶつけたりとか、頭から落ちて骨折したりとか、そういうときに神経が傷付いてしまったり切断されてしまったりすることで麻痺が起こることがあります。

また、珍しいパターンではありますが何か違う病気で頭の手術をされて、その時に顔面神経を傷つけられたという場合や、美容整形の手術で神経を傷つけられたという場合もございます。

完全に神経が切られてしまっている場合は、残念ながら鍼灸や整体での改善は望めないことがほとんどとなります。
(逆に損傷レベルで断裂していない場合は、可能性はゼロではないという感じです)

 

ハント症候群(Ramsay Hunt症候群)

ハント症候群は水痘帯状疱疹ウイルスによって起こる顔面神経麻痺のことです。

この水痘帯状疱疹ウイルス、いったい何でしょうか?

実は子供の頃になる〝水ぼうそう〟です。

水痘帯状疱疹ウイルスは一度感染すると、身体の中から消えてなくなることはなく普段は免疫によって抑えられています。

免疫が低下した際に、「ヘルペス出たわ」というアレです。

主に神経に潜んでいるのですが、なんらかの理由で顔面神経に潜伏(主に小児期、口から顔面神経に到達するとのこと)していたこの水痘帯状疱疹ウイルスが活性化してしまい、神経に炎症を起こすことで顔面神経麻痺が出ます。

顔半分が麻痺するだけでなく、耳が腫れたり水膨れができたり難聴やめまいも一緒に出ることが多いです。

実はこのハント症候群、予後が非常に悪くなっております。
ステロイド等の投薬だけでなく最終的には手術の可能性もあります。

自然治癒率は10〜30%程度・・・・

投薬とともに鍼灸や整体をするのはいいですが、ハント症候群の場合は鍼灸や整体だけでは改善できない可能性が高いですので、必ず医師の指導を聞いてください。

 

ベル麻痺

単純疱疹ウイルスというものが原因で起こる顔面神経麻痺をベル麻痺と言います。

昔は単にストレスでなると言われていたんですが、論文をちょっと読み漁ったら、近年はストレスによって免疫力が下がって単純疱疹ウイルスが活性化して・・・・という機序のようです。

単純疱疹ウイルスというのは、例えば口に「ちょっとここヘルペス出たわ」というやつです。僕たちの体の中にも持っているんですが、どうしても免疫力が下がったりするとイタズラし出すというウイルスです。

先述した水痘疱疹ウイルスと似たようなウイルスですがまた別モノです。

このベル麻痺ですが、発症してなるべく早くに鍼灸と整体をすると回復速度が全然違います。

もちろん神経に炎症が起こっているのでステロイド剤は服用しないといけませんが、お薬と併用しての鍼灸、整体は非常に良いです。

医師でも、自分のクリニックで鍼灸を取り入れてるところもあるくらいです。

 

 

顔面神経麻痺の治療法

当院では、医師の服薬指導を守っていただきつつ、早期回復を目指して鍼灸と整体をさせていただきます。

そもそもハント症候群にしてもベル麻痺にしても、免疫低下によってウィルスが活性化してしまっているわけです。

整体で身体を整えることで、免疫低下の改善を目指します。

鍼灸では、麻痺を起こしているところに鍼を打ち、その鍼に電気を流します。

電気を流すと「ピクピク」と顔が動きます。
筋肉が動く刺激を与えることで、麻痺の早期回復を目指します。

当院の場合、2005年に開業してから今まで、相当数の顔面神経麻痺を診させていただいてきました。

お困りの場合はぜひ一度ご相談ください。

 

 

間違った情報にひっかからないようにする方法

急に顔が動かなくなるって、すごくストレスですし、すごく焦ると思います。

今はインターネット全盛の時代なので、「顔面神経麻痺 治療」とか「ベル麻痺 治療」「ハント症候群 治療」などというキーワードで色々検索されるのではないかなと思います。

それ自体は決して悪いことではないのですが、一つだけ気をつけていただきたいのは

 

「●●するだけで」とか「これだけで治る」とかいう情報

 

は、ほぼウソだと思っておいていただけたらいいかなと思います。

僕も本当は「(顔面神経麻痺は)これだけで治る」とか言いたいですけど、やはり「いや無理だよね」「鍼でこれは無理」となります。例えば「ハント症候群は病院の方がいいよね」とか「先天性のものを治せないよね」とかそういうのは絶対的なものなのです。

どんなものでも「たったこれだけすれば良くなる」とか、そういうキャッチコピーには引っかからないで、ご自分の一番通いやすいところで、しっかり勉強されている先生がいれば、ぜひそういうところにご相談をされて、自分の顔面神経麻痺をなるべく早く治すということをやっていていただけたらいいんじゃないかなと思います。

 

(柔道整復師・鍼灸師 松村正隆 監修)

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