こんばんは、西宮のまつむら鍼灸整骨院の松村です。
さて、久々のブログになってしまいました。
先月最後の週の3日間は夏期休診をいただきましたが、3日間ともセミナー受講でヘトヘト・・・・
朝から夕方まで缶詰で脳ミソに色々詰め込んだせいか、3日目の夜に久々に偏頭痛(片頭痛)が出てしまいました。
ということで、今回は片頭痛(偏頭痛)の対処法について書かせていただきたいと思います。
片頭痛(偏頭痛)のタイプ
実は一言で「片頭痛(偏頭痛)」と言っても、種類があるんです。
国際頭痛学会・頭痛分類委員会によると・・・・
あ、ちょっとビックリする位多いですよ・・・・
一次性頭痛
- 片頭痛
- 緊張型頭痛
- 群発頭痛およびその他の三叉神経・自律神経性頭痛
- その他の一次性頭痛
二次性頭痛
- 頭頸部外傷による頭痛
- 頭頸部血管障害による頭痛
- 非血管性頭蓋内疾患による頭痛
- 物質またはその離脱による頭痛
- 感染による頭痛
- ホメオスターシスの障害による頭痛
- 頭蓋骨、頸、眼、耳、鼻、副鼻腔、歯、口あるいはその他の顔面・頭蓋の構成組織の障害に起因する頭痛あるいは顔面痛
- 精神疾患による頭痛
頭部神経痛、中枢性・一次性顔面痛およびその他の頭痛
- 頭部神経痛および中枢性顔面痛その他の頭痛
- 頭部神経痛、中枢性あるいは原発性顔面痛
この分類だけでも、なんと14種類!!
しかも一般の方々には、何書いてあるかよ〜わからんという感じだと思います。
しかも、それぞれの分類の中でまた分類される・・・・
恐ろしく多くなります。
で、これらの対処法をぜ〜〜〜んぶ書いていると、一冊の本ができあがってしまいますので、世間一般に
「私、片頭痛(偏頭痛)持ちやねん」
などと言われる場合についての対処法を書いていきたいと思います。
片頭痛
上記分類では①ですね。
いわゆる、ズキズキ痛むタイプのものです。
拍動性頭痛とも言われます。
あ、いや、片頭痛イコール必ずズキズキとは限らないんですけどね・・・
こういう医療情報系って、完全に断言できないというところが、難しいんですけどね〜
まあ、メジャーな症状ということで。
あまり断言して書いちゃうと、医療関係者からは「お前ちゃんと勉強しろ」的なツッコミが入るんですよね〜
話を戻します。
ズキズキの原因
ズキズキ痛む場合は、頭の(脳内ではない)血管の血流が増えて、血管が流れる時にいつもよりも太くなってしまうんです。
その、血管が太くなった時に、その血管の周りの神経を触ってしまうことで痛みが出るのです。
光や音、ストレス等の環境によるもの、食べ物、飲み物、薬等の作用によって、血管が太くなってしまうことが原因と言われています。
片頭痛の際の注意点
温めない
温めてしまうと、より血流がよくなってしまい、痛みが強くなってしまいます。
マッサージしない
マッサージをしても血流がよくなってしまうので、痛みが強くなります。
片頭痛の対処法
痛む場所を冷やす
冷たいタオルや氷枕等で冷やすことで、血管は細くなりますので、痛みが和らぎます。
カフェイン入り飲料を飲む
カフェインは血管を細くする作用があります。
摂りすぎは逆に痛みを強くしてしまうので、一杯か二杯くらいにしておきましょう。
一眠りする
時間や環境が許されるのであれば、少し寝るのも効果的です。
片頭痛のピークは1時間程度と言われていますので、寝てやりすごすというのも有効だということです。
また、寝ることで太くなった血管も元通りになることが多いので、寝るだけでまるでウソのように痛みがなくなることもあります。
片頭痛の予防法
片頭痛は、環境やライフスタイル、食べ物、女性ホルモンなどの影響で痛みを誘発すると言われております。
片頭痛が繰り返し起きる場合は、どんなものを食べ、どんなことをしたときに痛みが出たのかをリストアップすると、意外に共通点があったりします。
それをしないようにすることで、予防になります。
例えば食べ物や飲み物なら、血管を広げる作用のあるポリフェノールを含む赤ワインやチョコ、チーズ、柑橘系などは片頭痛を引き起こしやすいと言われていますので、それらを食べた後に痛みが出るようなら、食べる量を減らす、ポリフェノールを含んだものの種類を減らす等の対応をしてください。
また、光や騒音、眼精疲労、疲労、精神的ストレス等の環境によるものの場合は、少し環境を変える、また、女性の方はPMSや更年期障害等の婦人科系疾患の治療のためのホルモン剤やピル等も片頭痛の原因になりますので、そのあたりも注意してみて、もし薬を服用した後に痛みが出るようでしたら、医師に相談してみてください。
次回は、「片頭痛(偏頭痛)の対処法② 〜キリキリ締めつける頭痛編〜」です。