ストレッチについて
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今日はちょっとストレッチについて書かせていただきます。
患者さんからよく質問を受けます。
「ストレッチした方がいいの?」
「どうやったら身体が柔らかくなるの?」
と。
ストレッチ・・・・・
した方がいいのはいいです。
しかし、正しい方法でというのが条件です。
ちなみに私自身はあまりストレッチはしません。
いや、あまりというよりほとんどしません。
実は・・・・・・
生まれつき身体が柔らかいんです。
いや、柔らかかったんです。
正月、多分1年ぶり位にストレッチをしてみました。

足が開きません・・・・
しかも、ネコが邪魔してきて断念。
で、昔はできた縦の開脚も・・・・

もはやできなくなってしまってました。
あちこちが痛かった・・・・
うちの奥さんも空手をやっていたので開脚はお手のものだったのですが・・・・・

私ほどでないにしろ、この通りカタくなってしまっていますね。
まあおっさん、おばはんの話は置いておいて・・・・
ストレッチには種類が色々あります。
全部書くととんでもない量になってしまいますので、基礎的なことだけ書いていきたいと思います。
ストレッチには、静的ストレッチと動的ストレッチとがあります。
静的ストレッチは
狙った筋肉を勢いをつけずにゆっくりと伸ばしていくことを言います。
時間からすると、20秒〜30秒かけてゆっくり伸ばします。
なぜそうするのか?
それは、筋肉が伸ばされると、筋肉さんは最初
「おい、やべえ、むっちゃ伸ばされてるよ。あかん、これちぎれてまうのとちゃうか?」
と思います。で
「あかん、これちぎれるって!よっしゃ、ちぎれんようにしよ」
ということで筋肉を収縮させます。
そう、かたくするんですね。
しかし、20秒から30秒伸ばしていると筋肉さんは理解するんです。
「あ、これ伸ばしてんねんな。これやったらちぎれへんから力抜いとこ〜」
となります。
ここで筋肉がゆるみます。
動的ストレッチはその逆ですね。
いわゆるグイグイとやるやつです。
関節を動かして、筋肉の収縮と伸張を繰り返すというやつです。
勢いをつけて行うものをバリスティックストレッチとも言います。
もちろん静的と動的、目的が違います。
静的ストレッチは筋肉を柔らかくする際に用いるので、練習後などに行う方がいいでしょう。
逆に練習前に静的ストレッチで筋肉を伸ばしすぎてしまいますと、筋肉のパフォーマンスが落ちることがあります。
動的ストレッチは、逆に筋肉を上手に収縮させるものですので、ウォーミングアップに最適です。
練習前には動的ストレッチ、練習後には静的ストレッチが基本になります。
ですので、スポーツをしていない方でも、ストレッチをされる場合はお風呂上がりなどに静的ストレッチをして疲れを取るのか、朝に体操感覚で動的ストレッチをするのか、その方の目的に応じて方法が違ってくると思います。
面倒でなければ両方してもいいんですが、まあ私自身かなりのめんどくさがりなので強くお勧めはできないんですね。
頑張って続けられる人は続けてみてください。
部活などでは、未だに練習前にもやたらと入念にストレッチをさせて、練習後は体操というところもあるようです。
正直、「選手を壊す気か?」と思ってしまいます。
指導者の方は責任がありますのでぜひともそのあたり、今ではネットでも調べられることですので勉強していただきたいと思いますし、選手も競技レベルがどうであれ、やはり自分の身体のことなので、指導者の先生の言うことをただ盲信するのではなく、自分でも調べてみるという意識をつけることで、怪我の予防、パフォーマンスの向上につながるのではないでしょうか。

(柔道整復師・鍼灸師 松村正隆 監修)

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