この前の日曜日に、またも当院の近くの西宮イトマンが角にある、東川沿いの道と、鳴尾御影線との交差点で交通事故がありました。
実はそのちょっと前にもありました。
正直、原因は川沿いの道を南下してくる車両が、きちんと一旦停止をしないことがほとんどです。
実際、私も、私の奥さんも、そして当院の患者さんも何度もひかれかけております。
また、現在当院の前の道は通学路にもなっているのですが、狭い道にも関わらず、猛スピードで車が走っていきます。
夜中2時前などは、中央市場のトラックがすごいスピードで走るので、道の段差で「ガタガタガタ!!」とものすごい騒音です。
朝、夕もすごいので、正直高齢者やお子さんにとってはとても危険ですね。
元々は私道のカテゴリーに入る道なんです。
車やバイクで走行される方は、モラルとデリカシーを持つ、そして法令遵守してほしいものです。
車 対 車ももちろん危険ですが、西宮では今年10月末時点で、自転車が関わる人身事故が513件も発生しているようです。
自転車同士の衝突事故や自転車 対 歩行者の事故など様々なようです。
これは、人身事故全体の33.1%を占めており、県下の平均と比較すると+10.4ポイントと異常に高くなっています。
自転車は、道路交通法上「軽車両」で、車と同じように
- 信号に従う
- 一時停止場所では一旦停止する
- 見通しの悪い交差点では徐行する
- 事故を起こしたら警察に届ける
などのルールが定められています。
最近の自転車も車と同じくマナー、モラル、デリカシーのない乗り方をしている人が目立ちます。
若い子は、スマホ見ながらとか電話しながら。音楽を聞きながら(これ、ホントに危ないです)、周りが見えない環境をあえて作ってます。
おっちゃんおばちゃんに多いパターンは、明らかに譲らないといけないシーンでも譲らないで、何かあっても人のせいにすることが多いです。
車も同じですね。一旦停止するべきところはする、できないなら運転するなという話です。
ちなみに、少し治療のお話を。
交通事故でよくなる「ムチウチ」。
レントゲンやMRIで異常が見当たらなくても、痛みが頑固だったり、手に痺れが出たりと色々な症状が出ます。
事故で怪我をした場合、最初はちゃんと病院で診てもらって、診断書を書いてもらうようにしましょう。
で、医者、特に整形外科は画像上異常がない場合はすぐに治療をやめたがります。
そういう点では接骨院、整骨院の方がちゃんと治せると思います。
が、悪質な保険会社は「整骨院は認められない」とか適当なウソを言ってきますが、法的に絶対に受診できますのでご安心ください。
ただ、やはり悪質なのは保険会社だけではなくて我々接骨院、整骨院側にも存在します。
「交通事故専門」とか「国が認めた」とか「厚生労働省が認めた」とか「通院0円」とか「1日通院して◯◯円入ります」とかをホームページで掲げているところは、治すのが目的ではなく、いかにたくさん通院させるかが目的なので、本当に痛い人は受診しない方がいいでしょう。
だいたい、せこいのは「国(厚労省)が交通事故専門治療院と認めた」とか書いてあるとこですが、国からしても「いやいや、別にそういう風に認可した覚えないで」ってなります。たしかに柔道整復師は交通事故による怪我を診ることができますし、それそのものは国が認めたものですが、柔道整復師は急性外傷の専門家であるというだけです。
柔道整復師、しかもなんだか自分の院だけが国に認可を受けた交通事故専門院みたいなキャッチコピーは胡散臭すぎますね。
まあ逆に、全然なんともないけど、お金欲しいから人身にしたという人にとっては、とってもいい接骨院、整骨院かもしれません。
タダで多分あちこちマッサージしてくれますし、なおかつ接客も良い。
ちなみに後者の方は当院はむいていないと思いますので、絶対に来ない方がいいです。お互い嫌な気分になると思いますので。
最近では、歩行者との事故で1億円近い高額賠償の事例もありますから、自転車に乗られる方は、注意の上にも注意を重ねて、歩行者の方にも優しい運転に努めていただきますようお願いいたします。
実は昔(専門学校時代)、学校の近くの狭い歩道を歩いていて、思いっきり自転車にぶつかられたことがあります。
同じ学校の学生でした。
かわいそうに、私にあたったものだからその人がバランスを崩し、道の横の溝にはまったせいで自転車の前輪がひん曲がり、壁にぶつかった衝撃で首を痛めてはりました。
しかも当時の「CDウォークマン」も壊れました。
最初は私にあたって来たにも関わらず、私にキレてきましたが、同じ学校の学生ですので、まず狭い歩道は本来自転車は走行してはいけないこと、そして、歩行者と自転車ならいくら歩行者の身体がでかくても過失は自転車にあることを説明したら逃げていきました。
自転車に乗られる方はそういう(どういう?)リスクもあります。
自転車にぶつけられて怪我をする人ばっかではないということですね。
師走は交通事故が増えます。
お車、バイク、自転車に乗られる際はくれぐれもお気をつけくださいね。