こんばんは、西宮のまつむら鍼灸整骨院の松村です。
気がつけば6月ももう明日で終了、もう1年の半分がすぎたことになります。
最近、御希望の時間に予約がなかなか取れない状態が続いておりまして申し訳ありません。
できましたら、前もってご予約をお取りください。前日までならネット予約も可能です。
さて、以前に
「早く治る人、治らない人。」
というタイトルのブログを書かせていただいたのですが、今回はその内容をもう少しだけ詳しく書かせていただこうと思います。
長年続く肩こりや腰痛、偏頭痛など、確かに辛い。
原因が何か知りたいし、早く治りたい。
みんなそう考えると思われます。
でも、痛みにフォーカスしすぎることで、治りが悪くなるということを以前のブログでは書きました。
恐怖、怒り、不安、悲しみを感じると、扁桃体が興奮します。
↑の図の赤い部分ですね。
腰痛や肩こりの痛みや不快感を感じても、扁桃体は興奮するのですが、例えば会社や学校等での人間関係のストレスでも扁桃体は興奮するのです。
扁桃体のブレーキが側坐核という場所だということも以前書かせていただきました。
↑の図の場所にあるところです。
以前のブログでは、期待感を持つことで側坐核が興奮すると書かせていただきました。
実はもうひとつ、扁桃体の興奮を鎮め、腰痛や肩こりなどの慢性的な痛みに効果的な方法があるのです。
それは、幸せホルモンと言われるオキシトシンを出す方法です。
本来、ホルモンというのは勝手に出たり出なかったりするものでコントロールするのは難しいのですが、オキシトシンはある行動をすることによって分泌が促進されるのです。
それを紹介させていただきます。
- 微笑む
- 大股で歩く
- 声を上げて笑う
- 他人に親切にする
- 動物と遊ぶ
- 感謝日記をつける
- 楽しい音楽を聴く
- 運動する
- 瞑想する
- ボランティア活動に参加する
などがあります。
そしてこの中でオキシトシンが一番たくさん分泌されるのは、「感謝日記をつける」なんですね。
別に日記で書かないまでも、今日一日あった、良かったことに感謝してもある程度効果的かもしれません。
そしてその次にたくさん分泌されるのは「ボランティア活動に参加する」で、それに次いで「他人に親切にする」とのこと。
なるべく笑顔で、小さなことでも何か良かったことに感謝して、人に親切にするというだけで、治る痛みもあるということになります。
アルフレッド・アドラーという精神科医で心理学者の先生は、
「苦しみから抜け出す方法はたった一つ、他の人を喜ばせることだ。”自分に何ができるか”を考え、それを実行すればいい」
と言っております。
会社や学校での人間関係や仕事内容そのものにいくら愚痴を言っても、解決できるものもあればできないものもあります。
世の中良い人ばかりではないですし、合う合わないもあるので、嫌いな人間もいて当然だと思います。
私にしても、心の中にデスノートはあります(笑)
でも、そんなことを考えても楽しくないです。
「今日駅についたらすぐに電車が来た、ラッキー」
「今日はコンビニでレジに列ばないで買えた、ラッキー」
「今日帰り道にむっちゃイケメン見かけた、ラッキー」
って考えてる方が、精神的にも健康ですし、腰痛や肩こりのためにも良いということなんです。
震災等の募金をする、障がい者へのできるだけの支援をする、電車で高齢者の方に席を譲る、困っている人がいたら手を差し伸べる、そういう親切もですし、会社内や学校でも同僚や部下、友人が困っていたらちょっと手助けしてあげるだけで、あなた自身が健康になるということです。
痛みに関しても同様ですね。
「腰が痛いけど〇〇できた、ラッキー」
と考えた方がいいわけです。
ちなみに、急性腰痛にしろ、慢性腰痛にしろ、安静にするのは回復を遅らせます。
痛みがあっても、なるべく日常生活レベルの動きはするようにしてください。
それが現在の世界の腰痛治療の常識になっております。
当院ホームページにあります
「腰痛の治療について」
「ギックリ腰(急性腰痛)の治療について」
をお読みいただければと思います。
急性腰痛でも安静にしてはいけないので、慢性腰痛ももちろん安静にするのはよくありませんね。
これを読まれた方は、ぜひぜひ就寝前に、今日一日で何かちょっと良かったことを思い出してから寝てください。
そして、明日からなるべく人に親切にするようにしてみてください。
人の為にすることが自分の為になる。
「人の為と書いて偽(ニセ)」と言う人もいますが、自分の健康の為に人に親切にするんですから、誰にも迷惑はかかりませんよね(^-^)
明日は今日よりちょっとだけ親切な自分になってみましょう(^-^)